『続・天国と地獄?』

マッハ15のスピードで流星号を閉店まぎわのパソコン屋に横付けしたスーパージェッター
(わしのことじゃ)は、さっそく理路整然と担当者に事情をかいつまんで話した。 『画面
がへんじゃ!』 で、持ち込んだ『画面がへんじゃ!』といわれるパソコンのチェックを終
えた店員はこう言った。 『どうも画面がへんなようです』 よかった・・・・ここで『ど
ーもないですが』とか言われた日にはわしの立つ瀬がない。

で、で、店側はこんな提案をわしにぶちかましてきた。 『今、これと同じ型番のパソコン
をネット上で見つけたので、よければそれと交換というかたちでどんなもんじゃろかい?』
見ず知らずのものと交換するほどの勇気を持ち合わせていなかったわしは丁重にお断りをし
て、ハードディスクをきれいに消去してもらい、3ヶ月前に支払ったお金をそのまんま現金
でかえしてもらって、画面がへんな7代目e-Macを置き去りにして、再びマッハ15のスピー
ドで帰ってきた。 その時の気持ちはいくぶんヘブン気味であった。

翌日は土曜日である。 ココナッツ Jr.のメンバーが練習にやってくる前にパソコンを復活
させねばならない。 押し入れの奥深くに3ヶ月間寝かせてあった純米モルトi-Mac2号を再
び白日のもとに引きづりだしてきた。 これは5代目であったが、3年前に中古ショップで
14700円で手にいれたもので、画面がへんになった7代目同様中古品である。 元々こ
のi-Mac2号の調子がいまいちになってきたので、エースの座を7代目に奪われ、押し入れで
冷や飯を食っていたのであるが、まったく予期せぬ再登板ということになったのである。

ででで、7年前に新品で買ったロジテックの外付けHD(60GBでなんと46,990円もした)に
避難させていたこの10年間のバックアップデータを取り込もうとしたのだが、これが何度
やってもi-Mac2号がフリーズしてしまうのじゃ! 調子のよいi-Bookでやってもまったくあ
かん。 えらいこっちゃ。 メールアドレスも住所録も音楽データもH写真も・・・・全てが
M78星雲の彼方に・・・・わしはこの時久々に地獄を見た・・・・(続く)