『帰ってきた YAMAHA FG-180 赤ラベル?』

さてさて写真のヤマハのギターFG-180である。秋山君とDaxをやり始めた頃にはよく使っていたもので、
製造番号は『905822』。1968年5月から1969年3月まで作られ、今では赤ラベルと呼ばれているものの中
でも、それ以降の音叉マークではなく、ヘッドにYAMAHAとマークされているまぼろし?の名器である。



元々は常山パンが持っていたものであるが、彼がジャズに興味を持ち始めた1971〜72年頃、わしのものに
なった。たぶんいくらか金を払ったとは思うが、今ではすっかり忘却の彼方・・・脅し取った可能性も否定
はできない。当時から弦高が低く、非常に弾きやすかったので、76年にマーチンを買ったあともずっと交互
に使っていたが、79年に東京に行ってからはギターを弾く事もなくなり、30年間小松島で眠ったままであ
った。

そして昨年の1月にベレッタでリハビリライブをはじめてはやいもので20ヶ月が経った。いつかステージ
で使いたいと思いつつも、フレット音痴気味になっていたのでそのままになっていたが、12月の秋山君の
還暦ライブではぜひ使ってみようと、思い切ってリペアーすることにした。昨年10月のマーチンに続き、今
回も神山の匠、宇坂さんに『フレット音痴』『2弦のびびり』『ピックガードのオリジナル型の製作張り替
え』手術をお願いして、8/2に無事退院してきた。

そうして一昨日、8/24にベレッタで

33年ぶりに復活した『YAMAHA FG-180 赤ラベル』である。わしとおなじようにすっかり枯れている
ギターであるが、今までの懐かしい思い出とともに、これからも新しい思い出をいっしょに刻んでいけた
らと思っておる。乞うご期待・・・