さて、はじめてすだっち地方にタウン誌を根付かせ、昨年春に４０代半ばで引退した元・『あわ
わ』の社長住友達也くんが『徳島タウン誌風雲録／あわわのあはは』を出版した。 西日本出版
社の発行で全国の主要書店で買えるそうである。 中身については、評論家の佐高信さんが『読
んだ、興奮した、すすめたくなった』、フォークシンガーの加川良さんが『教訓も伝道もクソク
ラエ』と推薦しているくらいおもしろい？？
住友くんは、石橋和子くんとか、ココナッツ Jr.の写真をずっと撮ってもらっているカメラマン
の花岡徹くんと同じくわしより７〜８才年下の元気なすだちっこである。 １９８１年３月２５
日、彼の四畳半のアパートから定価１２０円モノクロ２４Ｐのあわわは創刊された。 その４日
前の３月２１日、わしがマネージメントしていた石橋和子くんがビクターからファーストアルバ
ム『ナイス・トゥ・ミート・ユー』を発売した。 わしもアパート住まいであったが、原宿の風
呂付き８畳であった。 この時点ではわしが勝っていた。
その後は、東京出張の時にわしの事務所に泊りにきたり、徳島のあわわでマージャンをやったり
、『ドグラマグラ』の女優・三沢恵里ちゃんを紹介してもらったり、『ヴォーグ』のモデル・ロ
ザンナちゃんや、イベントにピーターフランクル氏を紹介してあげたり、ココナッツの練習場所
を提供してもらったり・・・そうこうしているうちに、２３年の時が流れ、わしは『貧乏ヒマあ
り日記』に、彼は『あわわのあはは』になったのである。 彼の逆転勝ちであった。
わしはいさぎよくお祝に彼の本をせめて１０冊くらいは買ってあげねばと先日みずほ銀行で金を
おろした。 しかしちょうどその日が年末ジャンボの発売日だったのでわしはついつい最後の戦
いのためにその金をつぎこんでしまった。 すまん、住友くん。 そんな訳でまだ本は読んでお
らんのじゃが、宝くじが当ったら１００冊は買わせてもらうけん・・・・あははは・・・・。
