『我が心のジョージア』

sudacchi2010-06-08

わしは自分が人前で演奏した後は、どんなパフォーマンスができていたのか気になって、録音とか録画を
撮っていた場合は、早くチェックしてみたいという性分である。たぶん次回はもっとよいステージをやろ
うという思いがあれば、普通そうするのではないか・・・まぁ人にもよるとは思うが。

で、今まで何十人と在籍していたココナッツ Jr.のメンバーで、何十回とやったライブ後に、『うまくい
ったかどーか気になってるところがあるので、ビデオ早く見せてください・・・』と言ってきたことがあ
るのは後にも先にもえりちただ一人であった。

高校卒業と同時にココナッツ Jr.も卒業ということで、これまでのメンバーは基本的には卒業以後ステー
ジには立っていないが、えりちは今回のダックスフント短足バンドのリハビリライブや復活ライブをはじ
め、昨年夏のココナッツ Jr.4thCD『遠い空をこえて』のレコーディング、ゆいゆい&はるちゃん卒業記
念ライブなどにも積極的に参加してくれている。

こうしたアイドルとしてのココナッツ Jr.のOGというよりも、音楽を演奏すること事体が好きな彼女の生
き方が、40以上年の離れたわしらダックスフント短足バンドのメンバーにも伝わっていて、これからも
いっしょに楽しいステージができるかもという気にさせてくれる。

今回の復活ライブでは、妹のゆいぴょんが阿波踊りのため高松に行ってたので、残念ながら鎌田姉妹デユ
エットでの『ありがとう。』を聞いてもらうことができなかった。ががが、その分えりちがピアノソロで
『Georgia On My Mind』をバシッときめて、さすがえりちと思わせ、やでうれし、めでたしめでたし・
・・と台本はなっていたが、わしの緊張が伝染したのか、それとも満員のおっさんやおばはんの視線の前
に『息ができない・・・』と言ったくらいの金長まんじゅうか?、あえなく途中でミスってしまった。

その日、大学に帰るために乗った夜行バスから届いたメールには『ピアノ悔しいです』と書かれていた。
ミュージシャンとしてのこの気持ちがわしをうれしくさせる。そこで、名誉回復のため、あの日はうまく
いかなかったレイ・チャールズのあの名曲を、ピアニストえりちのすばらしいこの演奏でお聞きください。
Erichi On My Mind・・・・・。